みなさん、こんばんは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
政府が主導する、働き方改革、その中で副業の解禁を後押ししています。
この大きな流れに逆らうことは、おそらく困難でしょう。
だったら、早く考え方を切り替えて、「副業(複業)」を先取りしてしまいましょう。
できる副業の可能性を見極めて、変化に対応する術になる
日本の企業では、社員が副業をもつことを就業規則で禁じている会社が多いです。それは、これまで不滅と考えられていた、「終身雇用」を前提とした正社員が雇用の主流だったことが原因と推測できます。
ただ、現在の流れをしっかり見ていると、副業は解禁される方向に大きく、強く流れているようにしか感じられないのが実際のところですよね。
その、一番の理由として、厚生労働省の動きが挙げられます。
厚生労働省が「モデル就業規則」を改正して後押し
経営者側は、「社員が副業なんて始めたら、仕事に身が入らなくなるかもしれない」と、認めたくないのが本音ですが、実際、会社員でも副業が当たり前な欧米では、副業として始めたビジネスが軌道に乗ったら、会社を辞めてしまう人も結構な数いるんです。
では、日本はどうでしょうか?
法律上は、副業は禁止されていないんです。
なのに、なぜか実態は副業禁止なんですよね。
なぜ、企業が従業員の副業を禁止できるのでしょうか?
それは、「就業規則」が存在しているからなんです。
実は、この「就業規則」って、厚生労働省が「モデル就業規則」というものを作成していて、多くの企業はこの「モデル就業規則」を手本にするか、そのまま流用するかして、自社の「就業規則」としているんです。この「モデル就業規則」の中に副業の禁止が記載されていたんです。
ところが、厚生労働省が2017年11月20日に「モデル就業規則」から副業禁止に関する項目を削除する改正案を有識者検討会に提示したんです。先ほどの通り、厚労省の「モデル就業規則」をそのまま自社の「就業規則」に転用している企業が多いなか、影響力のある「モデル就業規則」を改正することで、副業を認めやすくする流れをつくる意図がモロに見えてきます。
なぜ、180度違う方針に転換したのでしょう。
政府の成長目標を二重に働かせて達成しようとしている!?
日本の労働市場は賃金に関する規定が厳しく、賃下げできない代わりに賃上げ幅もごくわずかな額に抑えられています。
さらに、少子高齢化や五輪需要などで人手不足が顕在化している業界や、アルバイトやパート労働者などの給与を中心に賃上げは始まりつつあるが、中小企業を含めた社会全体に波及するのかについては、不透明で、もしかすると中小企業には波及しない可能性もある。
その上、政府の唱える、働き方改革の号令のおかげで、労働時間の削減が図られ、残業代が減って実質収入減となっている問題もある。
会社から受け取れる給与で生活をまかなうことができないのであれば、会社としても複数の収入源を持つことを認めざるを得ないという、事情もある。
これらを総合的に考えると、政府は、経済成長を目指す中で、収入を増やし、消費を増やすと唱えています。
しかし実際は、消費の縮小、物価上昇率も計画よりも低く、賃金の上昇も政府の想定よりもはるかに低いのが事実ですが、政府が唱えるお題目に変化はありません。
ということは、政府の考えは、「1社で稼げないなら、別に仕事をして、稼いで下さい。」ということなんでしょうね。
だから、厚生労働省の「モデル就業規則」も急ピッチで動いたんだと容易に想像できますね。
柔軟な考え方で自分に有利な副業の獲得を目指そう
公務員の方はは、職務専念義務、守秘義務、信用失墜行為の禁止の観点で、国家公務員法と地方公務員法は副業禁止と定められているので、できないとします。
会社員のわたしたちは、どう考えていけばいいのでしょうか?
そのヒントが上場企業として働き方改革の先頭に立つサイボウズにはあります。
サイボウズの考え方は、「100人いれば、100通りの働き方がある」という考え方ですから、会社に届けずとも副業可能な状況にあります。
例えば、週2日サイボウズ社で働き、あとの曜日は他の仕事やNPOなどで活動している社員がいたりするにもかかわらず、情報漏えいなどの問題は起きず、むしろ社員の視野やフィールドが広がり、副業で得た人脈が新たなビジネスにつながることもある。このように柔軟な選択型人事制度を導入した結果、サイボウズでは、年間20%以上だった離職率が4%程度にまで下降したと公表している。
現在、勤めている会社が賃金アップが厳しそうなら、早い時期から準備をしておいた方が、自分に適した、副業が見つけやすく、就きやすいのではないでしょうか?
サイボウズ社の実績は、全国に波及していき、副業して当たり前の流れに、なりつつある今、解禁と同時に動ける準備をしておきましょう。
副業の選び方についてはこちら「副業で稼ぐ!サラリーマンができる、おすすめの種類はコレ!」をご覧ください。
では、また。