みなさん、こんにちは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
今年もインフルエンザが流行し始めましたね。
急に朝晩の気温が低くなって、昼間は20℃近い気温になる。
体調を崩しやすい状態に空気の乾燥も重なったので、感染の広がりも早いようですね。
それにみんなで盛り上がったラグビーのワールドカップで南半球の方も大勢応援のために日本へ来られたので、流行が早まったともいわれていますね。
インフルエンザの予防は手洗いが一番
今年も一部の地域でインフルエンザが流行し、学級閉鎖などとなっているニュースが各地で聞かれるようになってきましたね。
巷には様々なインフルエンザの予防法なんかが溢れかえっていますが、専門家によると「手洗いが最も効果的な予防法」なんだそうです。
じつは結構、無意識で顔を触っているんです
インフルエンザウイルスが私たちに感染する経路は鼻や口、目の粘膜にウイルスが付着することから始まります。
ウイルスが粘膜に付着するとなんと!数分から20分で細胞内に入り込んでしまい、そこでどんどん増殖します。
そして驚くことに、この感染ルートで一番多いのは自分自身の手だという事実なんです。
その根拠になる調査を米国の国立衛生研究所(NHI)が地下鉄の乗客で実施しています。地下鉄の乗客は吊り革や手すりを触る回数が1人平均3.3回、顔を触る回数が3.6回という結果でした。
また、別の調査で、人は3時間で鼻を平均16回、唇を平均24回触るという報告もありました。
この二つの調査結果を合わせると、みなさんが外出のした際にはインフルエンザウイルスが手に付着する機会が多く、しかも、その手で目や鼻、口を触ることで感染を知らず知らずにしてしまっているというのが事実なんです。
約1分間手洗いをするだけでウイルスが数十個に激減
この感染ルートに対する対策としてインフルエンザ流行時は外出から戻ったら、必ず手を洗うことが感染予防の基本となるわけなんです。
ドラマドクターXで米倉涼子や内田有紀が手術室に入る前には必ず手洗いのシーンがありますが、実際の外科医の方は手術前にはヒジから先の手をおよそ15分かけて洗っているんです。
患者さんへの感染予防ですよね。
インフルエンザの予防のための手洗いは、そこまでしなくても、外出から戻ったら石鹸やハンドソープを使って最低でも1分間は手洗いをすることが有効なんです。
石けんやハンドソープを使うと、より効果的に手の表面の皮脂に付着しているインフルエンザウイルスも洗い落とせます。
手を洗う前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いでおよそ数十個(約0.001%)に減らせることができます。
ここまでしっかりとした手洗いをすれば、食事前やトイレの後は流水で15秒程度の手洗いをするだけで十分になるんです。
手洗いが最強のインフルエンザ予防法だ
インフルエンザの感染経路で多くのマスコミなどで取り上げられちぇいるのが、咳やくしゃみによる飛沫感染です。
ですが、実は自分の手を介しての接触感染のほうが何倍も多いのが事実なんです。
ただ、間違ってほしくないのは、手にウイルスが付いているだけではインフルエンザに感染しないということです。
インフルエンザウイルスが付着しているその手で顔を触るから、鼻や口、目の粘膜にウイルスが付着して感染するということです。
ただ、どんなに意識しても人は無意識に顔を触ってしまうものなので、マスクをしていれば鼻や口を直接触らないですみますから、予防法には最適です。
当然、マスクの取り外し方も耳にかけているところを持つようにして、取り外して捨てるようにして、そのあとに1分間の手洗いをしっかりとする。
これで、今年のインフルエンザ対策はばっちりですね。
あの関節のすべてが痛む、高熱のインフルエンザから私たち自身を守っていきましょう。
では、また。