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ポテトチップスのジャガイモは安心?遺伝子組み換えの可能性について

 

みなさん、こんばんは。

安心・安全のための生活情報局

局長のやまさきです。

 

このところ、ポテトチップスばかりの話題ですが、今日はその第三弾。

これで、おしまいにしようと思っていますので、お付き合いをお願いします。

今日は、ポテトチップスのメイン原料、ジャガイモについて、お話をしようと思います。

 

ポテトチップスのジャガイモは遺伝子組み換え食品なのか?

ポテトチップスには大きく分けて2種類のチップスがあることはご存知ですよね。

ひとつは袋に入っている商品に多い、ジャガイモをスライスして揚げたタイプ。

もうひとつはジャガイモを原料としていますが、粉、またはフレーク状にしたものをプレスして揚げた筒状の包材に入っているタイプです。

 

ポテトチップスのタイプの違いで内容は違うのか?

ジャガイモをスライスしたタイプは、揚げるための油と味をつけるための「魔法パウダー」くらいしか、ジャガイモ以外の成分は添加されていません。

これに対して、プレスしたタイプは、ジャガイモ以外にもデンプンやデキストリンなどのジャガイモ以外の原材料が配合される事が多く、成型をしやすくするために様々な添加物が使用されています。

揚げる際に使用する油についても、スライスタイプの油はパーム油を主としますが、どちらかといえば、さらりとした仕上がりになるように工夫と配合がされていますが、プレスタイプのものでは、パーム油の中でも比較的べたつきやすい、パームオレイン等を使用し、原料がバラけにくいように工夫されています。

食品添加物という観点で比べてみると、スライスタイプのポテトチップスは、プレスタイプのポテトチップスよりも使用されている食品添加物は少ないと言えます。

どちらが、良いか悪いかは、総合的に判断する必要はありますが、多い少ないでは、スライスタイプのようです。

ですが、私はポテトチップスは購入するなら、スライスタイプを購入しています。

それは、なぜだと思われますか?

遺伝子組み換え食品の可能性

私が、スライスタイプのポテトチップスを購入する理由は、遺伝子組み換え食品の摂取を最小限に抑える事ができる可能性が高いからです。

遺伝子組み換え食品という、新しい言葉が出てきましたが、これは遺伝子を組みかえることにより、害虫に対する耐性や除草剤に対する耐性を農産物に与えた作物の事です。現在、日本で遺伝子組み換えの記載が義務付けられている農産物は、大豆・トウモロコシ・馬鈴薯・菜種・綿実・甜菜・アルファルファ・パパイヤの8種でその加工食品の食品群が表示を義務付けられています。ただ、国内で栽培・生産されている遺伝子組み換え作物はなく、流通もしていません。

その表示内容は以下の3パターンになります。

  1. 遺伝子組み換えでない
  2. 遺伝子組み換え不分別
  3. 遺伝子組み換え

実際に商品の一括表示で見ることができるのは、「遺伝子組み換えでない」か「遺伝子組み換え不分別」しかないと思います。

これは、遺伝子組み換え食品が消費者のみなさんに受け入れら得ない事をメーカーが認識していると私は感じています。

遺伝子組み換え食品の表示が法律で規定されていて、一括表示に記載されていますが、「遺伝子組み換えでない」を記載できるのは、生産から流通の段階のすべてにおいて、遺伝子組み換えの作物が混入しないように管理された流通経路を通過したものにしか記載できません。また、意図しない混入を5%まで認めていますので、「遺伝子組み換えでない」表示であっても最大で5%近くの遺伝子組み換え作物が含まれる可能性はあるんです。

さらに、「遺伝子組み換え不分別」は分別流通管理を実施していないので、遺伝子組み換え作物かもしれないし、遺伝子組み換え作物でないかもしれないという、レベルです。一応、遺伝子組み換え農産物を指定していない事から、最大で95%程度の遺伝子組み換え作物が含まれるものと考えた方がいいでしょう。

スライスタイプのポテトチップスの多くは国産ジャガイモ使用ですので、遺伝子組み換え農産物の可能性はゼロで、その他の原材料に不分別を含む可能性がある程度です。

これに対し、プレスタイプのポテトチップスは、原料とするポテトフレーク等が輸入物で不分別の場合が多いので、主原料に遺伝子組み換え農産物が使用される可能性が高いと考えています。

 

遺伝子組み換え食品は安心?安全?

遺伝子組み換え食品が安心か安全かについては、様々な研究結果が多数発表されていて、実際のところ、賛否両論です。

ですので、ここでは、その内容について、お伝えします。

遺伝子組み換え作物の多くは、害虫抵抗性や除草剤耐性を発現する遺伝子を作物の遺伝子に組み込んでいるものです。

害虫抵抗性というのは、農薬を使用しなくても対象となる害虫がその組み換え作物を食べると死ぬ農薬のような成分をBT毒素とも言いますが、これを産生する遺伝子を組み込まれた作物の事です。除草剤耐性というのは、特定の除草剤を撒いてもその遺伝子組み換え作物は枯れないような遺伝子を組み込まれており、この遺伝子組み換え作物を育てている農場に対し、大量にその除草剤を撒く事で遺伝子組み換え作物以外の植物を全て枯れさせるものです。

これらの遺伝子組み換え作物についての安全性は90日間の急性毒性がないことを証明する動物実験によって安全性を示されている事が多く、慢性毒性については、検証されていませんし、開発をした企業が実施した安全性試験結果に基づいて安全性の判定がなされています。

遺伝子組み換え作物の是非を論じる数多くの議論の中で賛成、是としている論拠は急性毒性試験に準じる結果に基づいて安全であるとの判断を論じている事が多いです。これに対し反対・否定をしている論拠は、独自に実施している慢性毒性試験に準じる結果に基づいて危険と論じている事が多いです。

遺伝子組み換え作物は商業的に本格的に栽培されたのは1996年からで、まだ、20年程度しか本格栽培から経過していないので、本当の影響については不明です。

害虫抵抗性や除草剤耐性の発現は何らかのたんぱく質の生成により実現していると考えると影響はゼロではないようにも思います。

遺伝子組み換えについては、詳しく、お伝えしようと考えていますので、ご期待下さい。

では、また。


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