みなさん、こんばんは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
土用の丑の日、みなさんはうなぎを食べましたか?
わたしは、夜勤があったので翌日の昼食でうなぎを食べました。
もしかすると、来年の2019年は食べられますが、2020年以降は超高級食材になり、私たち一般庶民の口に入らない食材になってしまうかもしれないので、奮発して食べました。
なぜ、うなぎが食べられなくなるのか、しかも2020年以降に食べられなくなるかもしれないのかということを今回はお伝えします。
うなぎが食べられなくなるかもしれない現実
「うなぎが食べられなくなるかもしれない。」と言っても「漁獲量が減っているから食べられなくなるんだろう。」とみなさんは、たかをくくっていませんか?
もちろん、うなぎの稚魚のシラスの漁獲量は減っていますが、それによる値上げだけで食べられなくなるわけではないんです。
じゃあ、なぜ、食べられなくなる可能性があるのか、2019年は食べられる可能性があるのかというポイントをお伝えしましょう。
うなぎは絶滅危惧種!?
みなさんはうなぎが絶滅危惧種に指定されていることをご存知でしょうか?
実は2014年、国際自然保護連合(IUCN)は私たちがうなぎと呼んでいるニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定したんです。
ヨーロッパうのうなぎも日本のうなぎと同じく絶滅危惧種に指定されています。ヨーロッパのうなぎは2007年に絶滅危惧種に指定され、輸出入が規制され貿易取引も制限されています。
実際に日本のうなぎはヨーロッパのうなぎよりも一ランク低い絶滅危惧種の指定でしたが、次回は一ランクアップしてヨーロッパのうなぎと同じランクになるのではないかと予想されており、実際に今年の不漁を考えるとこの予想も決して的外れでないように感じます。
2019年はまだうなぎが食べられるのか?
みなさんは、絶滅危惧種のうなぎですが、2019年は食べられると思いますか?
わたしは、2019年は辛うじて私たち一般庶民でも食べることができる価格で流通すると考えています。
その理由は、2019年の5月に絶滅危惧種のランクを決める会合が開催される予定だからです。
うなぎはそのほとんどが養殖です。
養殖の期間は6か月~1年6か月程度かかるので、会合が開かれ、一ランクアップしたとしても2019年の土用の丑の日に必要なうなぎは、ほぼ養殖完了の状態だからです。
そう、うなぎが手の届かない食材になるのは2020年以降ということになりそうですね。
まとめ:手の届かない超高級食材になる日は2020年以降か
これまでにお伝えしたようにうなぎは2020年以降には手軽にスーパーで買って食べられる食材ではなくなりそうですね。
オリンピックは東京で開催されるけど、土用の丑の日のうなぎは我慢するしかない状況になってしまいそうです。
選手のスタミナが大丈夫か、少し心配ですが、仕方ないです。
2020年以降にうなぎが食べられなくなるかは2019年の会合次第ですが、おそらく、厳しいと考えざるを得ないですね。
今後を決めるキーワードは
ここがポイント!
2019年の会合で一ランク上昇するか
ですね。
2019年は安くなる?
最後に2019年の予想ですが、2019年は2018年よりもうなぎの価格は安くなるかもしれないです。
理由は、今年の土用の丑の日に向けても十分な量が確保されていましたが、稚魚の不漁が伝えられていたため、輸入が大きく伸びてしまい、養鰻業者に注文が入らなかったようで、冬を超えるうなぎが例年より多くなる見込みだからです。
稚魚の漁獲が2018年と同じくらいに低迷しても越冬して2019年の夏まで養殖され、出荷されるうなぎがいわゆる「太化うなぎ」として出荷されるので、出荷可能なうなぎの総量は2018年より多くなると予想されるからです。
うなぎでおなかいっぱい食べられるのは2019年が最後かもしれないので、思いっきり堪能したいですね。
では、また。