みなさん、こんにちは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
昨日のやみつきになる味の秘密はいかがだったでしょうか?
やみつきになる味の食品を食べ過ぎると太ってしまう理由も分かって頂けたと思います。
お互いに時節柄、特にですが、やみつきになる味のものの食べすぎには注意しましょう!!
マーガリンに牛乳は入っていないっ!!?
さて、今日は、やみつきになる味の秘密でも出てきた脂つながりで、バターとマーガリンの違いについてお話しようと思います。
バターとマーガリンって何が違うとみなさんは思っていますか?
この二つの食品は見た目や味は似ていますが、原材料は全く違います。
まずは、バターですが、牛乳からできています。
乳脂肪分リッチな混ぜ物がほとんど入っていない食品です。
一方、マーガリンはバターとは違い、植物油と乳化剤と水で作られています。
植物油と言えば、その精製過程でトランス脂肪酸ができる可能性があるので、みなさんも不安になるかもしれません。
その不安、正解です。トランス脂肪酸と言うものは、あらゆる病気の原因と言われています。
海外では、食品の表示に不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の含有量の記載が義務化されている国も多くあります。
この点に関しては、日本はかなり遅れていると言わざるを得ません。
今回は、バターとマーガリンの違いのお話ですので、トランス脂肪酸のお話は、踏み込みませんが、近いうちにお話をしていきたいと思っています。
マーガリンもどきの食品って?
最近、といってもしばらく経っているように思いますが、マーガリンよりも食品メーカ各社が力を入れているのが、ファットスプレッドなるものです。
これは、マーガリンもどきとでも言った方がいいのでしょうか。
バターもどきがマーガリンで、マーガリンもどきがファットスプレッドになるので、バターのもどきのもどきがファットスプレッドです。
こういう風に伝えられると、すごく偽物の匂いがしますよね。
マーガリンとファットスプレッド・・・違いは?
ファットスプレッドとマーガリンの違いは何でしょうか?
使用されている原料はほぼ同じものです。
油脂分の割合がマーガリンとファットスプレッドで違うんです。
マーガリンは油脂分が80%以上のもの、ファットスプレッドは80%未満のものこれだけの違いです。
使用している原料に大きな差がなく、油脂分が少ないと言う事は、ファットスプレッドのカロリーはマーガリンより低くなります。
当然ですよね、脂の代わりに水の割合が増えているのですから・・・。
食品メーカーさんは、加える水が多くなればなるほど、原材料コストが下がるので、旨味は大きくなります。もちろん、技術レベルは高くなっていきますが・・・。
でも、ファットスプレッドはそんなに言うほど安くないですよね。
ファットスプレッドはマーガリンと比べてカロリーオフは当たり前!!
メーカーの立場になると、水の割合を高くして、安く作っても、できるだけ高く売った方が、利益は多くなります。
だから、ファットスプレッドにカロリーオフだとか、コレステロールオフなどの付加価値的なコメントを付けて、少しでも高く売ろうとしているんです。
何か良さそうなことを声高に訴求してくる商品はみなさん、少し引いた目線で落ち着いて確認をしましょう。
マーガリンやファットスプレッドは控えめに・・・。
マーガリンやファットスプレッドは植物油から作られている。
植物油はトランス脂肪酸が含まれている。
この情報局は安心・安全のための情報局ですので、マーガリンやファットスプレッドの使用は控えた方がいいと思います。
我が家では、バターを使うようにしていますが、バターも風味付け程度にしています。
実際には、これだけでは済まない、トランス脂肪酸を含む食品があるので、子供たちにはできるだけ与えないようにする程度の対策しか今はできていません。
いまひとつ、明確な対応策を提示できなくて申し訳ありません。
トランス脂肪酸を含む食品が溢れかえっているので、なかなか、適切な対策が立てられていません。
できる対応策は摂取量を少なくするように意識するところから、はじめてみてください。
では、また。