みなさんこんにちは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
2月に当サイトでお届けしたうなぎの記事ですが、おかげさまで結構、好評をいただいています。
2月の記事はこちら「ウナギが高騰?!2018年、土用の丑の日に食べられるのか」
ただ、悲しいかな、うなぎの価格は高騰し始めていて、私たち庶民にはなかなか、手の届かない価格帯へと移っています。
そこで、今回の記事は今年の土用の丑の日にうなぎを食べたいけど高すぎて食べられない方へのアイデア料理の作り方と現在推進されているうなぎの養殖の方法の情報をお届けしようと思います。
我が家でも今年は高いのでいわゆるもどき食品でも試そうかと奥さんと話しています。
ただ、来年以降は養殖業界の方々の努力で安くなって食べられるかもっていう、希望を持っています。
うなぎの価格高騰が止まらない
うなぎは2月の記事でもお伝えしましたが、稚魚の不足から価格が上昇するとお伝えしていました。
実際に価格は昨年に比べて上昇しています。
おそらく、土用の丑の日にはもっと上昇することでしょう。
稚魚が取れなかったことと、世界的にうなぎが絶滅危惧種に指定されつつあるので、輸出が制限され、日本にうなぎが入りにくくなっていることも重なっています。
このような状況の中で、7月20日の土用の丑の日には日本人としてやっぱりうなぎを食べたいですよね。
私もそうです。
財布を直撃する高価格うなぎを食べるべきか、輸入の中国産のうなぎを食べるべきか。
中国産は食べたくないので、我慢するしかないのでしょうか。
そこで私は、ふと思ったんです。
昔からお坊さんは殺生をしてはならないので、うなぎはきっと食べていなかったはず、でも土用の丑の日くらい食べたいとも思っていたはず。
そうして色々調べてみると・・・。
ありました!!
「うなぎのもどきメニュー」
いわゆる、うなぎもどきの食品です。
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うなぎじゃないけど、うなぎみたいな「うなぎのもどきメニュー」
この「うなぎのもどきメニュー」はもともと精進料理でも作られていたメニューです。
精進料理には野菜を肉や魚に見立てて調理する「もどき」という文化がもともとあったんです。おでんに入れる「がんもどき」も元々は精進料理です。作ることも食べることもたのしめる。それなのに美味しい。お坊さんの遊び心で乗り切る土用の丑(うし)の日も楽しいかも知れませんね。
うなぎもどきメニューの付きり方
<材料・2人前>
材料は大和芋を100グラム、ゴボウを50グラム、水を切った木綿豆腐を100グラム、片栗粉大さじ2、のり1枚、しょうゆ大さじ4、みりん大さじ4、砂糖大さじ1、ご飯適宜、七味唐辛子、山椒、揚げ油
<作り方>
- 鍋にしょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかけ、軽く煮つめてたれを作るんですが、わたしのおすすめはこのたれは、うなぎ屋さんで貰ってくる方が美味しくいただけます。
- 大和芋とゴボウはタワシで表面をこすりながら水洗いした後、ボウルに皮ごとおろし入れる。そこに木綿豆腐をつぶしながら加え、塩少々と片栗粉加えて、しっかりと混ぜる。これがうなぎの身の部分になる「たね」となります。
- 油を170度に加熱する。
- のりを6等分に切り、たねを6分の1ずつスプーンで平らに広げる。包丁を使い、縦に1本、横にも数本の筋の模様をつける。この作業がうなぎに見えるか見えないかの腕の見せ所になります。
- のりの側を下にして油に入れる。表面が固まって浮いてきたら、何度か上下を返しながら全体で3分間ほど火を通す。
- ご飯を茶わんに盛り、たれを少しかけ、たれにからめた「うなぎ」をのせる。好みで山椒や七味唐辛子を振りかけると美味しく召し上がれます。
美味しく作るコツは、ふわっとした感じになるように仕立てることです。
少し悲しい気にもなりますが、これが意外と手間をかけた分、美味しさもひとしおという感じです。
来年はうなぎの価格は落ち着くかも
今年の稚魚の歴史的な不漁と価格の高騰を受け、業界団体は新しい取り組みを始めています。
その方法とは、うなぎの「太化」(フトカ)という、方法です。
うなぎは通常、稚魚から養殖を始めて、200グラム~250グラムまで育ったところで出荷されるんですが、この「太化」うなぎは、400グラムまで大きくしてから出荷する方法です。
業界はこの太化で価格の抑制ができると見込んでいるので、来年は価格が安定するかもしれないというお話でした。
まとめ:この先うなぎはどうなる?
みなさんもうなぎは大好きですよね。
わたしもうなぎは大好きです。
ただ、みなさん、これは覚えておいてください。
2019年に開催されるワシントン条約締約国会議でニホンウナギを含む19種類のうなぎが絶滅危惧種に指定される可能性があります。もし、指定された場合、どんなに頑張っても、うなぎを食べることはできなくなってしまいます。
そう、捕鯨を禁止された後の時と同じように。
私が子供のころは、鯨肉は安価な商品でしたが、今は高根の花になっています。
このクジラと同じようにうなぎもなってしまう可能性があるということです。
これらすべてを考えると、今年から「もどき」を作って、腕を上げておくのもいいかもしれませんね。
では、また。