みなさん、こんばんは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
2018年、巷間では転職・就職市場は前年に引き続き活気があり、売り手市場といわれています。当サイトでは、数字上のトリックや私の個人的見解を含めて、本当に売り手市場なのかという、疑問を投げかけています。
とはいっても、転職をしたい方は多くおられるのも事実です。
私自身もプロフィールでお伝えしている通り、多くの転職を経験しています。また、これまでの企業において採用する側の立場に立ったこともあります。これらの経験から、失敗しない為の情報ではなく、成功する為の情報をお伝えしています。
前回の記事では、「2018年転職成功には「独自の発想力」が必要!マニュアルは無いと心得よ」という、内容でお伝えしましたが、転職を成功させたいあなたにしかできない考え方や発想、物事の捉え方をすることが必要で、それが評価につながるという情報でした。
今回は、転職を考えている、もしかしたら、もう転職活動を開始している方もいるかもしれませんが、「この転職、本当に必要なの?」ということをしっかりと考えて、あなた自身の意思を明確にすることが、成功へとつながる道しるべになるので、お伝えします。
あなたは転職という選択肢をなぜ選んだのか?
みなさんはなぜ転職という選択肢を選ぼうとしている(または、選んだ)のですか?
ある方は「何となく」という、一番失敗に近い理由の方は少ないと信じたいのですが、多くの方は自分の中では「決して小さくない」原因があるからと答えられるでしょう。
そして、その決して小さくない原因は、「能力をもっと活かしたい」であったり、「新たにスキルを身に付けたい」というような前向きな場合もあれば、「人間関係がうまくいかない」であったり、「仕事が面白くない」というような後ろ向きな場合もあるでしょう。
それ以外にもあなたにしかない「転職を決意した理由」があるはずですが、あなたの理由ともう一度、しっかりと向き合って、「自分は本当に転職すべきか」ということを本気で考えてみてください。
前向きな原因で転職を選んだ方へ
あなたが転職を選択した理由が、「今のままだと自分のスキルが活かせない」であったり、「自分のスキルをもっと活かしたい」と思いからの場合、あなたが居る今の会社とスキルの間に関係が全くないのかというのを、まず考えてください。
多くの場合、社内の部署の異動があれば、あなたのスキルが活かせるというケースも起こり得ます。さらに言うと、時が経てばあなたのスキルを会社が必要とする場面がやってくるということもあり得ます。
基本的にあなた自身が今いる会社は、あなたの能力やスキルを評価し、配属先等を決定していますので、あなたの持つスキルが本当に社会の中で評価に値するものであれば、会社がそれを活かさないのは、人という資源の無駄遣い以外の何物でもないのです。
または、あなたの会社にとって今はあなたのスキルを活かしきれるような状況ではなく、将来的にあなたのスキルが活かせる場を用意する計画がある場合もあります。
このようなことから、あなた自身が現在いるポジションに不満があるからといって安直に転職を考えるのは早すぎるかもしれないということです。
この点を明確にするには、あなたの勤める会社の事業計画をしっかりと把握することが必要で、短期・中期・長期のそれぞれの計画において、自身のスキルや興味とマッチする方向性が示されていないかを調べてることです。そうした上で、あなたのスキルや興味とマッチする可能性があることを見つけた場合やそういったものが見つけられなかった場合に、会社の自分に対する評価や考え方を知るために転職の考えもあることを匂わせる手もあります。
本当にあなたのことを会社が評価し、必要な人材としていたら、直属の上司から何らかの動きは必ずありますから、これらを総合して転職を考えても遅くないということを覚えておいて下さい。
後向きな原因で転職を選んだ方へ
後ろ向きな原因の多くは、社内の人間関係に悩身の場合がほとんどですが、会社という組織に所属している以上、人とのかかわりは切っても切れません。この人とのかかわりの中で生じている問題は、転職をすれば解決されるものですか?
この点について私の経験では、「期待をするだけ無駄」と言い切れます。
なぜなら、会社という組織には様々な性格を持ち、様々な個性を持った人たちの集まりだからです。あなたが現在の職場で合わなくて転職を考える原因になっている人と同じような人は別の会社にもいる事が普通です。会社は多様性を求めるので、このような結果になります。
ただ、あなたの天敵タイプの人が同じ部署になるかどうかは、運次第としか、言いようがありません。が、今のあなたの会社でも天敵が異動することも起こるということです。
結局は、今の会社での異動を待つか、膨大なエネルギーが必要な転職活動をするかの選択になります。
精神的に追い込まれ、病気になるリスクがある場合を除いては、後向きな原因で転職を決意するよりも、今現在の環境を変えるように動いてから、転職活動を始める方が成功の確率は高まります。
まとめ:採用する側は空気感も感じているので、前向きさが必要
ここまでに前向きな理由と後向きな理由の代表的な事例で転職について考えるヒントをお伝えしました。転職したい理由は人それぞれ、100人居れば、100個の理由があります。あなた自身が転職をしたい理由と向き合って、「本当に必要な転職」かどうかを考えて下さい。
また、逃げることに理由をつけて、転職を選択していないかも、必ず自身と向き合い答えを見つけておいて下さい。
もし、逃げ道として転職を選択していたら、決して転職活動はしないでください。それはもし、転職に成功してしまった場合、あなたに転職グセがついてしまうからです。会社で嫌なことが何度か起きたり、自分の意見が通らなかったりすると逃げ道として、転職を安易に選択してしまうようになってしまうからです。
転職という選択肢を選ぶ基準をシンプルに整理するとこんな感じです。
成功する転職を選ぶ基準
現状からの逃げ道ではないこと。
自身のスキルや興味と会社の方向性が合っていない。
方向性は合っているが、そこに会社が到達するまで待てない。
後向きの理由ではない。
最後に私の経験から後向きの理由が駄目な実体験例をお伝えします。
採用する側は、応募者の雰囲気に敏感です。転職者を採用するということは、会社としては「即戦力」が欲しいわけです。その人材が後向きな雰囲気を纏っていたら・・・。決して、採用しないです。
実際に私が採用する側の時に職務経歴は申し分なし、資格も充分な方が応募されてきましたが、暗いんです。空気が。面接の受け答えは、声も大きく、ハキハキとしてくれていましたが、明るい性格なのもわかりましたが、雰囲気というか、その方の周りの空気が暗いんです。これは一緒に対応した面接官も感じていました。退職理由も前向きな内容だったんですが、その方の空気感と一致しないんです。少し突っ込んで質問をすると会社への不満、特に人間関係の不具合による不満が多く出てきましたが、その点について、前向きな発言が無かったので、不採用にしました。
理由は、性格が暗いのではなく、空気感が暗いのは伝染することと、その伝染スピードが速いので、その当時の会社としては、致命傷になりかねないという判断でした。
企業は前向きに進んでいく性質のものです。そこに後向きの存在が入ってくると、目立つんです。目立つので、影響力が大きいんです。ですから、企業は後向きな理由をもっている方を敬遠します。
転職に成功するには、「前向きな考えを持っていること」が重要です。
前回、今回、すべてをクリアされた方は、下に私が活用した転職サイトを紹介しておきますので、登録をされておくことをオススメします。
では、また。
DODA
リクナビNEXT
JAC Recruitment
マイナビエージェント