みなさん、こんばんは。
安心・安全のための生活情報局
局長のやまさきです。
みなさんのお住まいは、賃貸ですか、持ち家ですか?
賃貸が得か、持ち家が得か、なんて記事はたくさんあって、やまさきなりの解釈もありますが、それはまたの機会にさせて頂くとします。
今日の記事は、家を買ったときに即金で支払える方って、そんなにいないですよね。
たいていの場合、住宅ローンを組みますよね。
わたしもそうです。
まだまだ、先は長いですが・・・。
それはさておき、少しでも総返済金額を少なくしたい、老後の資金も準備したいと考え、調べ、比較検討した結果、巷間よく言われている、繰上げ返済よりもお得な(あくまでも総返済額が減る額が大きい)返済方法を見つけたので、みなさんにお知らせします。
「返済額増額」という、本当の裏技
繰り上げ返済をしようとすると、ある程度まとまった金額のお金を準備する必要がありますよね。
また、少ない金額でこまめに繰り上げ返済しようとすると、手数料の方が高くついてしまって、何のための繰上げ返済なんだかって感じになってしまったりもします。
このように繰り上げ返済のハードルを高くして、実行しようとする人を減らす、銀行の作戦のようにも感じます。
ただ、昇給して少し余裕ができた方や子供の手が離れた方にオススメの返済方法が「返済額増額」という、手法です。
また、住宅ローンの利息が上がり始めたとのニュースも最近ありましたが、金利が上がるとより効果が大きくなる、お得な返済方法なんです。
増額する金額や借り入れ条件などにもよりますが、総返済額で100万円以上のカットができる場合もあり、一部繰上げ返済よりも得する場合もあるんです。
元手が要らないから、ハードルが低い
住宅ローンの返済で得する方法で有名なのが、繰上げ返済ですよね。100万円を繰り上げ返済することで、数十万円も得をする仕組みです。
ただ、この繰上げ返済は効果のある金額で実施しようとすると、ある程度の元手が必要になってきます。
小額でも繰り上げ返済は可能なのですが、手数料がかかることもあり、その効果は、額が少ないほど、効果も縮小してしまいます。
それに対して、今回、こうかいさせて頂いた、「返済額増額」は繰り上げ返済で必要だった、元手が必要ないんです。
収入が増えた、出費が減った、などの理由で、家計に余裕が出てきた方がある程度まとまったお金は「もしもの時に手元においておきたい」と、考えるのは当然です。
そんなときに活用できるのがこの返済方法なんです。
たとえば、現在の毎月の返済額が8万円だけれども、家計に余裕ができたので、5000円増やしても大丈夫、もう少し節約したら月あたり1万円まで増額できるという場合があるかもしれないですよね。
こう言った場合に余裕ができた金額を返済額の増額に回すと返済期間の短縮や支払総額の大幅カットが可能になるんです。
金利が高くなるほど効果も増大する!!
ここ数年間は、異常なほど低金利で住宅ローンが銀行各行から販売されていましたが、いつまでもこの低金利は続きません。
必ず、金利は上がります。
そうなった時にこの「返済額増額」による返済は効果を発揮します。
たとえば、あなたが3000万円の借り入れをし、35年間の元利均等でボーナス月返済なしのローンを組んだとします。
そして、3年返済をしたところで、転職かヘッドハントでこれまでよりも給与の高い条件になったので、この返済方法を実行し、5000円返済額の増額をしたとしましょう。
現在の金利1%程度の場合、総返済額でカットできる額は203万円、増額で増えた返済額は173万円となって、差し引き、30万円が得する金額になります。
ちなみに1万3000円の増額すると76万円得します。
さて、金利が上昇し、3%まで上がったとしましょう、その時に5000円返済額の増額をした場合、総返済額でカットできる額は277万円、増額で増えた返済額は165万円となって、差し引きで112万円も得することになるんです!!
ちなみに1万3000円の増額をした場合は、275万円もお疲れ様です。と苦になります!!
まとめ
返済額増額の効果は、これからの金利上昇を考えると非常に効果絶大なものになります。
また、資金をまとめる必要がないので、貯金感覚で増額するのもいいでしょう。
より高い効果を得ようとすると、増額する金額を大きくするか、開始する時期をできるだけ早くする以外にはありません。
ここは、繰上げ返済と同じです。
ですので、できるだけ早くから増額をし、返済期間と返済総額を少なくするのが得策です。
銀行やマスコミが繰り上げ返済と比べて、取り上げないのは、こちらの方がわたしたちにとって、実行しやすく、効果が高いということの裏返しと考えています。
わたしを含めたみなさんが、増額を実施すると銀行の利益が減るわけですから・・・。
銀行によっては、増額できる金額に規定があったり、手数料が決められていたりしますので、あなたが借り入れをしている金融機関の条件をしっかりと確認をして一番お得な方法を選びましょう。
これから、住宅ローンを考えている方は、繰上げ返済と返済額増額、などの条件をしっかりと調べて、金融機関を選ぶようにすると、更にお得になりますよ。
では、また。